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​事例紹介

WORKS

基本データ

施工年|

2023

所在地|

香川県高松市

用途|

-

延床面積|

-

構造/規模|

-

協力|

一般社団法人船の体育館再生の会、愛知工業大学清水隆宏研究室、東海大学田中正史研究室

メインビジュアルについて

解体が宣告された旧香川県立体育館、通称船の体育館の発見された原図を「沈みゆく船からの手紙」となぞらえた展覧会名をうけて、メインビジュアルは体育館の写真の空に海面のテクスチャを重ね、船の体育館が海底に沈みゆく様を表現した。海面となった空には、設計図面のラインが幾重にも重なり、体育館から発せられたメッセージとして浮かび上がっている。建物は竣工当時のコンクリート色としてグレー色で再現したが、縁取った枠の色は現在、外壁に塗られている色である。調和しない色の組み合わせが、過去から、現在、そして静かに解体を待つ未来の不穏さを暗示している。


 
左:メインビジュアル 右:裏面コンテンツ


展示構成

展示では意匠図と構造図を交互に並べ、その要点の説明とともに解説動画を用意した。特異な形状のこの建物において、構造の合理性が意匠の卓越した造形と分かちがたく関係していることを展示構成の中で理解できるように内容を紐解いていった。

展示空間には、既存の木枠があり、その枠を補助線に、展示を3本のストーリラインに分割し構成した。上部:写真、中央:図面と解説文、下部:紙芝居ショートストーリーとして、多様な視点から楽しめる展示とした。



展示構成

メッセージボード

会場の最後には、船の体育館の写真ボードに、体育館の平面形状をかたどったメッセージステッカーを貼り付ける形で、沈みゆく船からの手紙(図面)に対してのアンサーメッセージを来場者が自由に書けるボードを用意した。ボードの建築写真には丹下健三氏による、体育館の竣工当時の発表文章があらかじめ書かれている。思案をかさね作り上げられた建物が設計者の手から県民の手にわたり、各々がその建物に対する記憶と想いを重ねていく。時間の経過とともに、人々の記憶が建物に積層していったことを、メッセージボードが埋まっていく形で目に見え表われることをねらった。 



メッセージボード

このプロジェクトで実現したこと

解体が決まった建物に対して、建設当時の図面の内容を紐解くことで、多くの人に価値を伝えていく。

旧香川県立体育館図面展 沈みゆく船からの手紙

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旧香川県立体育館図面展 沈みゆく船からの手紙

プロジェクト概要

旧香川県立体育館の解体が発表された2023年、建設時の構造設計を担当していた構造家の岡本剛氏の自宅から、構造図の原図が発見された。この発見された構造図と、同じく数年前に原図が発見された室蘭工業大学所蔵の意匠図をあわせ、精密スキャンによる実寸複製図を展示する図面展を開催した。今回の展示で、オクタント建築都市研究所はメインビジュアルデザインと会場構成・展示内容の選定を担当した。

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